内祝いは基本的に半返し

内祝いの本来の意味は、お祝いごとがあった際に、身内にその幸せをお裾分けするという意味で行われていたものでした。そのため、お祝いをいただいたかどうかに関わらず内祝いを贈るのが、基本的な内祝いの習わしです。しかし時代の流れとともに本来の意味は薄れ、内祝いはお祝いをいただいた方へのお返しという面が強くなってきています。お祝いをいただいていない方に内祝いを贈る習慣は、ほとんど残っていないでしょう。そのため、内祝いはお祝いをいただいてから贈るものとなり、いただいた金額に応じて内祝いの金額も基本的に変わるようになりました。内祝いの金額は、いただいたお祝いの半額のものを選ぶのが基本です。これを半返しと言います。

場合によっては1/3返しも

内祝いの金額は基本的にはいただいたお祝いの半額ですが、相手によっては半返しでなくても、いただいたお祝いの1/3の金額を内祝いとして贈っても問題ありません。上司や先輩、親戚など目上の人への内祝いは、1/3を目安に選ぶと良いでしょう。同僚や部下、従姉などの親戚へは半返しが基本です。半返しか1/3かは、相手との関係性や、相手の年齢や立場によって決めると良いでしょう。場合によっては、これまでお世話になった感謝の気持ちを込めて、せっかくの機会だからと高額の品物を贈りたいと思う人もいるかもしれません。しかし、いくらお世話になった人への内祝いでも、受け取った金額より高額の品物を贈るのは避けましょう。相手に対して失礼に当たるため、多くても半返しが基本です。